買取情報をスマホで調べる人

中古スマホの買取価格を上げるチェックポイント

買取価格の鍵を握るバッテリーの最大容量

中古スマートフォンの査定において、最も重要視され、買取価格に直接影響するのがバッテリーの状態です。
特にiPhoneでは、バッテリーの最大容量が明確に表示されるため、査定士はここを厳しくチェックします。

バッテリー最大容量が持つ意味

スマートフォンのバッテリーは消耗品であり、使用期間が長くなるほど最大容量は低下します。
最大容量が低いと、次の購入者がすぐにバッテリー交換を必要とするため、その交換費用が買取価格から減額されます。
iPhoneの場合、設定アプリ > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」で最大容量を確認できます。

AndroidもメーカーやOSバージョンによって確認方法は異なりますが、アプリなどで数値を確認しておきましょう。

減額幅が最大となる画面・外装の傷チェック

スマホの買取価格を決定する上で、次に大きな要素となるのが、画面や外装の物理的なコンディションです。
画面の破損は、機能的な問題だけでなく、修理コストも高いため、最も大きな減額要因となります。

画面割れは最大減額の要因

画面の割れやヒビは、査定において最大級のマイナスポイントです。
また、一見割れていなくても、画面内部に黒いシミ(液晶漏れ)や、タッチ操作が効かないデッドゾーンがないか確認しましょう。

画面割れがない場合でも、使用に伴う細かい擦り傷は避けられません。
査定に出す前に、画面保護フィルムを貼っていた場合はそのままにしておくか、剥がして傷の程度を正直に申告しましょう。

本体外装の充電ポート周辺やカメラレンズ周りに付着したホコリや手垢も、丁寧に清掃しておくと印象が良くなります。

水没反応とボタン類の確認

端末内部に水没反応(インジケーターの色が変化)がある場合、動作に問題がなくても買取不可となるケースがあります。水濡れは厳禁です。

また、電源ボタン、音量ボタン、マナーモードスイッチなどがすべて正常に機能するか、押したときの「カチッ」という感触が失われていないかを確認しましょう。

SIMロックの解除を忘れずに対応する

端末がどこのキャリアでも使える状態、すなわちSIMフリーの状態になっているかどうかは、買取価格を大きく左右する重要なポイントです。

SIMロック解除が必須である理由

SIMロックがかかっている端末は、そのキャリアの回線でしか使えません。
しかし、SIMロックを解除することで、フリマアプリや海外市場を含む広範な販路で売却できるようになり、需要と競争原理が働くため、買取価格が確実にアップします。

解除の手順と証明

SIMロックは、基本的にウェブサイトから無料で手続きできます。

解除後の最終チェック

ウェブで解除手続きが完了したら、必ず他社のSIMカードを挿入して、通信ができることを確認しましょう。
また、解除を行ったという履歴や、キャリアからのメールを保存しておくと、査定時にスムーズです。

今回紹介したチェックリストを参考に、お手持ちのスマホの資産価値を最大化して、次のガジェットに乗り換えてくださいね。